さて日常的に使われるもので「蕩ける」という言葉があります。
この蕩けるに使用されている漢字は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは蕩けるの読み方と意味、「とろける」と「ふやける」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.蕩けるの正しい読み方は「とろける」「ふやける」?
では蕩けるの正しい読み方は、「とろける」「ふやける」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、蕩けるの正しい読み方は「とろける」になります。
蕩けるの”蕩”は「とろ(ける)」「とう」と読むことはできますが、「ふや(ける)」と読むことはできないので、蕩けるを「ふやける」と読むのは間違いです。
「ふやける」というのは、”潤ける”と書き表されるため注意が必要です。
次の章で蕩けるの意味と類義語について解説していきます。
2.蕩けるの意味と類義語について
では蕩けるの意味と類義語について見ていきましょう。
まず蕩けるは「固まっていたものが溶けて軟らかくなること。また、液状になること/心の締まりがなくなること。うっとりすること」の意味として用いられています。
蕩けるを用いた例文としては、「チョコレートが蕩ける」や、
「蕩けるような甘い言葉をかけられる」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「固まっていたものが溶けて軟らかくなること。また、液状になること」の意味で、後者の例文は「心の締まりがなくなること。うっとりすること」の意味で使用しています。
また蕩けるの類義語としては、「潤ける(ふやける)・緩む(ゆるむ)・和む(なごむ)・解れる(ほぐれる)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても蕩けると意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「蕩けるの読み方と意味、”とろける”と”ふやける”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 蕩けるの正しい読み方は「とろける」で、「ふやける」は間違い。
- 蕩けるは「固まっていたものが溶けて軟らかくなること。また、液状になること/心の締まりがなくなること。うっとりすること」の意味。
- 蕩けるの類義語には、「潤ける・緩む・和む・解ける」などがある。