結論から言ってしまうと、蕩けるの正しい読み方は「とろける」になります。
蕩けるの”蕩”は「とろ(ける)」「とう」と読むことはできますが、「ふや(ける)」と読むことはできないので、蕩けるを「ふやける」と読むのは間違いです。
「ふやける」というのは、”潤ける”と書き表されるため注意が必要です。
次の章で蕩けるの意味について解説していきます。
蕩けるは「固まっていたものが溶けて軟らかくなること。また、液状になること/心の締まりがなくなること。うっとりすること」の意味として用いられています。
蕩けるを用いた例文としては、「チョコレートが蕩ける」や、
「蕩けるような甘い言葉をかけられる」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「固まっていたものが溶けて軟らかくなること。また、液状になること」の意味で、後者の例文は「心の締まりがなくなること。うっとりすること」の意味で使用しています。
また蕩けるの類義語としては、「潤ける(ふやける)・緩む(ゆるむ)・和む(なごむ)・解れる(ほぐれる)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても蕩けると意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「蕩けるの読み方と意味、”とろける”と”ふやける”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど