さて日常的に使われるもので「粗筋」という言葉があります。
この粗筋に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
粗筋がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは粗筋の読み方と意味、「そきん」と「あらすじ」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.粗筋の正しい読み方は「そきん」「あらすじ」?
では粗筋の正しい読み方は、「そきん」「あらすじ」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、粗筋の正しい読み方は「あらすじ」になります。
粗筋の”粗”は「あら(い)」「そ」、”筋”は「すじ」「きん」と読むことができますが、粗筋は「あらすじ」と読むのが正しく、「そきん」と読むのは間違いです。
また粗筋(あらすじ)のように「粗(あら)」が用いられている言葉には、
「粗方(あらかた)・粗塩(あらじお)・粗皮(あらかわ)・粗壁(あらかべ)」などがあります。
粗筋(あらすじ)のように「筋(すじ)」が用いられている言葉には、
「筋金(すじがね)・筋道(すじみち)・血筋(ちすじ)・大筋(おおすじ)」などがあります。
次の章で粗筋の意味と類義語について解説していきます。
2.粗筋の意味と類義語について
では粗筋の意味と類義語について見ていきましょう。
まず粗筋は「小説・演劇・話などのだいたいの内容。概略のこと」の意味として用いられています。
粗筋を用いた例文としては、「映画の粗筋だけで満足する」や、
「前シーズンのドラマの粗筋を見る」のような使い方で用いられています。
また粗筋の類義語としては、「要約(ようやく)・大筋(おおすじ)・大略(たいりゃく)・要略(ようりゃく)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても粗筋と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「粗筋の読み方と意味、”そきん”と”あらすじ”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 粗筋の正しい読み方は「あらすじ」で、「そきん」は間違い。
- 粗筋は「小説・演劇・話などのだいたいの内容。概略のこと」の意味。
- 粗筋の類義語には、「要約・大筋・大略・要略」などがある。