さて日常的に使われるもので「強硬」という言葉があります。
この強硬に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
強硬がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは強硬の読み方と意味、「きょうこう」と「きょうそう」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.強硬の正しい読み方は「きょうこう」「きょうそう」?
では強硬の正しい読み方は、「きょうこう」「きょうそう」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、強硬の正しい読み方は「きょうこう」になります。
強硬の”硬”は「かた(い)」「こう」と読むことはできますが、
「そう」と読むことはできないので、強硬を「きょうそう」と読むのは間違いです。
また強硬(きょうこう)のように「強(きょう)」が用いられている言葉には、
「強化(きょうか)・強弁(きょうべん)・強豪(きょうごう)・頑強(がんきょう)」などがあります。
強硬(きょうこう)のように「硬(こう)」が用いられている言葉には、
「硬貨(こうか)・硬質(こうしつ)・硬水(こうすい)・硬派(こうは)」などがあります。
次の章で強硬の意味と類義語について解説していきます。
2.強硬の意味と類義語について
では強硬の意味と類義語について見ていきましょう。
まず強硬は「自分の意見・考えを強く主張して譲らないこと。また、そのさま」の意味として用いられています。
強硬を用いた例文としては、「政策に強硬に反対する」や、
「強硬手段に切り替える」のような使い方で用いられています。
また強硬の類義語としては、「堅物(かたぶつ)・強行(きょうこう)・頑固(がんこ)・一方的(いっぽうてき)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても強硬と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「強硬の読み方と意味、”きょうこう”と”きょうそう”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 強硬の正しい読み方は「きょうこう」で、「きょうそう」は間違い。
- 強硬は「自分の意見・考えを強く主張して譲らないこと。また、そのさま」の意味。
- 強硬の類義語には、「堅物・強行・頑固・一方的」などがある。