結論から言ってしまうと、強飯の正しい読み方は「こわめし」「こわいい」「ごうはん」になります。
強飯の”強”は「つよ(い)」「こわ(い)」「きょう」「ごう」、”飯”は「めし」「いい」「はん」と読むことができますが、強飯を「きょうはん」と読むのは間違いです。
一般的には強飯は「こわめし」と読むことが多いです。
ただ強飯は「こわめし」「こわいい」「ごうはん」のどれで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。
次の章で強飯の意味について解説していきます。
強飯(こわめし、こわいい)は「糯米(もちごめ)を蒸籠(せいろ)で蒸した飯のこと」の意味として用いられています。
祝儀(しゅうぎ)のときなどの、小豆(あずき)を混ぜた赤飯(せきはん)を指すことが多いです。
強飯を「こわめし」「こわいい」と読むと上記のような意味になりますが、
「ごうはん」と読むと「山盛りの飯を食うことを強制する儀式のこと」の意味となります。
日光輪王寺(りんのうじ)で、参詣(さんけい)の大名などに山伏(やまぶし)が食を強(し)いた強飯式(ごうはんしき)が有名です。
(現在は4月2日に行われます)
このように強飯は「こわめし」「こわいい」「ごうはん」のどれで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。
以上が「強飯の読み方と意味、”こわめし”と”きょうはん”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど