結論から言ってしまうと、等々の正しい読み方は「などなど」「とうとう」の両方になります。
等々の”等”は「ひと(しい)」「など」「とう」と読むことができます。
一般的には等々は「とうとう」と読むことが多く、「などなど」はそのままひらがなで”などなど”と表記されることが多いです。
また等々に用いられている”々”というのは、踊り字の一種で、”同の字点(どうのじてん)”または、片仮名(カタカナ)の「ノ」と「マ」を組み合わせたように見えることから”ノマ点”(俗に”ノマ”)と呼ばれているものです。
(踊り字とは、”国語で、同じ漢字や仮名(かな)を重ねるときに用いる符号のこと”で、”々”は、「あゝ」の”ゝ”などと同じようなもの)
この”々”自体に固有の読み方は存在せず、「等々(とうとう)」や「久々(ひさびさ)」のように、同じ漢字を繰り返すときに、簡単に表す目的で、その漢字の代わりとして使われています。
つまり同じ漢字が繰り返される場合は、その漢字を2回書くよりも”々”で書いた方が楽だから、”々”を使っているというわけです。
なので等々は”等等”、久々も”久久”とまったく同じものですので覚えておきましょう。
次の章で等々の意味について解説していきます。
等々は「(いくつかの語を並べたものに付いて)その他の例がまだ多くあること、また、それらを省略して例示する意」の意味として用いられています。
一般的に”etc.(エトセトラ)”という言葉が使われることもありますが、これは等々と同じ意味なので覚えておきましょう。
(”etc.”というのは、”et cetera(ラテン語)”の略のこと)
等々を用いた例文としては、「りんご、ぶどう、メロン、等々の果物を購入した」や、「犬、猫、鶏、等々の動物を見ることができる」のような使い方で用いられています。
また等々の類義語としては、「云々(うんぬん)・然々(しかじか)・斯く斯く(かくかく)・此れ此れ(これこれ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても等々と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「等々の読み方と意味、”などなど”と”とうとう”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど