さて日常的に使われるもので「太客」という言葉があります。
この太客に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
太客がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは太客の読み方と意味、「ふときゃく」と「たきゃく」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.太客の正しい読み方は「ふときゃく」「たきゃく」?
では太客の正しい読み方は、「ふときゃく」「たきゃく」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、太客の正しい読み方は「ふときゃく」になります。
太客の”太”は「ふと(い)」「た」と読むことができますが、太客は「ふときゃく」と読むのが正しく、「たきゃく」と読むのは間違いです。
また太客(ふときゃく)のように「太(ふと)」が用いられている言葉には、
「太棹(ふとざお)・太股(ふともも)・太織(ふとおり)・太っ腹(ふとっぱら)」などがあります。
太客(ふときゃく)のように「客(きゃく)」が用いられている言葉には、
「客足(きゃくあし)・先客(せんきゃく)・来客(らいきゃく)・顧客(こきゃく)」などがあります。
次の章で太客の意味と類義語について解説していきます。
2.太客の意味と類義語について
では太客の意味と類義語について見ていきましょう。
まず太客は「水商売などで多額の金を使う客。太っ腹な客のこと」の意味として用いられています。
水商売というのは、”先の見通しが立ちにくく、世間の人気や嗜好(しこう)に大きく依存し、収入が不安定な職業・業種のこと”を意味します。
日雇い労働者などの、収入が安定しない理由が世間の人気や嗜好でない職業・業種については、水商売には含みません。
また太客の類義語としては、「馴染み客(なじみきゃく)・常連(じょうれん)・得意客(とくいきゃく)・VIP(ビップ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても太客と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「太客の読み方と意味、”ふときゃく”と”たきゃく”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 太客の正しい読み方は「ふときゃく」で、「たきゃく」は間違い。
- 太客は「水商売などで多額の金を使う客。太っ腹な客のこと」の意味。
- 太客の類義語には、「馴染み客・常連・得意客・VIP」などがある。