このページでは肉球の読み方と意味、「にくきゅう」と「にっきゅう」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.肉球の正しい読み方は「にくきゅう」「にっきゅう」?

 

結論から言ってしまうと、肉球の正しい読み方は「にくきゅう」になります

 

肉球の”肉”は「にく」(促音化により「にっ」)、”球”は「たま」「きゅう」と読むことができますが、肉球を「にっきゅう」と読むのは間違いです。

 

(促音化とは、2つの語が結びついて1つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語(カ行・サ行・タ行・パ行)の前に付いた音が「っ」(これを促音という)に変化する現象のこと)

 

 

 

「にっきゅう」というのは、”日給”と書き表されるため注意が必要です。

 

 

 

また肉球(にくきゅう)のように「肉(にく)」が用いられている言葉には、
「肉眼(にくがん)・肉声(にくせい)・肉体(にくたい)・皮肉(ひにく)」などがあります。

 

肉球(にくきゅう)のように「球(きゅう)」が用いられている言葉には、
「球児(きゅうじ)・球場(きゅうじょう)・球根(きゅうこん)・地球(ちきゅう)」などがあります。

 

 

次の章で肉球の意味について解説していきます。

 

2.肉球の意味について

 

肉球は「犬や猫などの足の裏にある肉質の塊のこと」の意味として用いられています。

 

肉球は正式には”蹠球(しょきゅう)”と言いますが、肉球の一部を指す”掌球(しょうきゅう)”との混同を避けるために一般的に肉球と呼ばれています。

 

 

肉球は皮膚が厚く進化したもので、プニプニと柔らかくクッションの働きをしていて、”衝撃や圧力から動物の足を守る役割”があります

 

クッションの役割の他にも、”獲物に接近する際に気付かれないように足音を消す役割”や、”熱さや冷たさが伝わりにくく、火傷(やけど)や凍傷から足を守る”といった役割があります。

 

 

以上が「肉球の読み方と意味、”にくきゅう”と”にっきゅう”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 肉球の正しい読み方は「にくきゅう」で、「にっきゅう」は間違い。
  • 肉球は「犬や猫などの足の裏にある肉質の塊のこと」の意味。

 

 

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