結論から言ってしまうと、肉球の正しい読み方は「にくきゅう」になります。
肉球の”肉”は「にく」(促音化により「にっ」)、”球”は「たま」「きゅう」と読むことができますが、肉球を「にっきゅう」と読むのは間違いです。
(促音化とは、2つの語が結びついて1つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語(カ行・サ行・タ行・パ行)の前に付いた音が「っ」(これを促音という)に変化する現象のこと)
「にっきゅう」というのは、”日給”と書き表されるため注意が必要です。
また肉球(にくきゅう)のように「肉(にく)」が用いられている言葉には、
「肉眼(にくがん)・肉声(にくせい)・肉体(にくたい)・皮肉(ひにく)」などがあります。
肉球(にくきゅう)のように「球(きゅう)」が用いられている言葉には、
「球児(きゅうじ)・球場(きゅうじょう)・球根(きゅうこん)・地球(ちきゅう)」などがあります。
次の章で肉球の意味について解説していきます。
肉球は「犬や猫などの足の裏にある肉質の塊のこと」の意味として用いられています。
肉球は正式には”蹠球(しょきゅう)”と言いますが、肉球の一部を指す”掌球(しょうきゅう)”との混同を避けるために一般的に肉球と呼ばれています。
肉球は皮膚が厚く進化したもので、プニプニと柔らかくクッションの働きをしていて、”衝撃や圧力から動物の足を守る役割”があります。
クッションの役割の他にも、”獲物に接近する際に気付かれないように足音を消す役割”や、”熱さや冷たさが伝わりにくく、火傷(やけど)や凍傷から足を守る”といった役割があります。
以上が「肉球の読み方と意味、”にくきゅう”と”にっきゅう”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど