結論から言ってしまうと、踏襲の正しい読み方は「とうしゅう」になります。
踏襲の”踏”は「ふ(む)」「とう」と読むことができますが、踏襲は「とうしゅう」と読むのが正しく、「ふしゅう」と読むのは間違いです。
次の章で踏襲の意味について解説していきます。
踏襲は「今までのやり方・方針などを受け継いで、その通りにやっていくこと」の意味として用いられています。
踏襲と意味が似ている言葉に「継承(けいしょう)」がありますが、
継承は「地位・財産・権利・義務などを受け継ぐこと」の意味です。
踏襲と継承はそれぞれ受け継ぐモノが異なっており、踏襲は考え方・方法を、継承は地位・財産・権利などを受け継ぎます。
ですので何を受け継いでいるのかで、踏襲なのか、継承なのかが分かります。
踏襲を用いた例文としては、「私は前任者の考え方を踏襲する」や、
「会社の方針を踏襲した結果がこれだ」のような使い方で用いられています。
上記の例文はどちらも”考え方・方法”を受け継いでいるので踏襲を使います。
以上が「踏襲の読み方と意味、”ふしゅう”と”とうしゅう”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど