このページでは踏襲の読み方と意味、「ふしゅう」と「とうしゅう」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.踏襲の正しい読み方は「ふしゅう」「とうしゅう」?

 

結論から言ってしまうと、踏襲の正しい読み方は「とうしゅう」になります

 

踏襲の”踏”は「ふ(む)」「とう」と読むことができますが、
踏襲は「とうしゅう」と読むのが正しく、「ふしゅう」と読むのは間違いです

 

 

また踏襲(とうしゅう)のように「踏(とう)」が用いられている言葉には、
「未踏(みとう)・雑踏(ざっとう)・舞踏(ぶとう)・踏査(とうさ)」などがあります。

 

 

次の章で踏襲の意味と類義語について解説していきます。

 

2.踏襲の意味と類義語について

 

踏襲は「今までのやり方・方針などを受け継いで、その通りにやっていくこと」の意味として用いられています。

 

 

踏襲と意味が似ている言葉に「継承(けいしょう)」がありますが、
継承は「地位・財産・権利・義務などを受け継ぐこと」の意味です。

 

踏襲と継承はそれぞれ受け継ぐモノが異なっており、踏襲は考え方・方法を、継承は地位・財産・権利などを受け継ぎます

 

ですので何を受け継いでいるのかで、踏襲なのか、継承なのかが分かります。

 

 

 

踏襲を用いた例文としては、「私は前任者の考え方を踏襲する」や、
「会社の方針を踏襲した結果がこれだ」のような使い方で用いられています。

 

上記の例文はどちらも”考え方・方法”を受け継いでいるので踏襲を使います。

 

 

 

また踏襲の類義語としては、「準拠(じゅんきょ)・倣う(ならう)・世襲(せしゅう)・承継(しょうけい)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても踏襲と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「踏襲の読み方と意味、”ふしゅう”と”とうしゅう”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 踏襲の正しい読み方は「とうしゅう」で、「ふしゅう」は間違い。
  • 踏襲は「今までのやり方・方針などを受け継いで、その通りにやっていくこと」の意味。
  • 踏襲の類義語には、「準拠・倣う・世襲・承継」などがある。

 

 

関連ページ