結論から言ってしまうと、殉教の正しい読み方は「じゅんきょう」になります。
殉教の”殉”は「したが(う)」「じゅん」と読むことはできますが、
「しゅん」と読むことはできないので、殉教を「しゅんきょう」と読むのは間違いです。
また殉教(じゅんきょう)のように「殉(じゅん)」が用いられている言葉には、
「殉職(じゅんしょく)・殉死(じゅんし)・殉難(じゅんなん)・殉国(じゅんこく)」などがあります。
殉教(じゅんきょう)のように「教(きょう)」が用いられている言葉には、
「教師(きょうし)・教訓(きょうくん)・教鞭(きょうべん)・背教(はいきょう)」などがあります。
次の章で殉教の意味について解説していきます。
殉教は「信仰する宗教のために自らの生命を捧げること」の意味として用いられています。
殉教者(じゅんきょうしゃ)というのは、”信仰する宗教のために命を落とした者。信仰のために死んだ信者のこと”を意味します。
殉教を用いた例文としては、「彼は殉教したことでよく知られている」や、
「殉教者の生涯を題材にしたもの」のような使い方で用いられています。
また殉教の類義語としては、「献身(けんしん)・奉公(ほうこう)・犠牲(ぎせい)・奉仕(ほうし)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても殉教と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「殉教の読み方と意味、”しゅんきょう”と”じゅんきょう”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど