さて日常的に使われるもので「教鞭」という言葉があります。
この教鞭に使用されている漢字(特に”鞭”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは教鞭の読み方と意味、「きょうびん」と「きょうべん」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.教鞭の正しい読み方は「きょうびん」「きょうべん」?
では教鞭の正しい読み方は、「きょうびん」「きょうべん」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、教鞭の正しい読み方は「きょうべん」になります。
教鞭の”鞭”は「むち」「へん」「べん」と読むことはできますが、
「びん」と読むことはできないので、教鞭を「きょうびん」と読むのは間違いです。
また教鞭(きょうべん)のように「教(きょう)」が用いられている言葉には、
「教師(きょうし)・教訓(きょうくん)・教唆(きょうさ)・背教(はいきょう)」などがあります。
教鞭(きょうべん)のように「鞭(べん)」が用いられている言葉には、
「鞭撻(べんたつ)・鞭毛(べんもう)・鞭策(べんさく)・鞭笞(べんち)」などがあります。
次の章で教鞭の意味について解説していきます。
2.教鞭の意味について
では教鞭の意味について見ていきましょう。
まず教鞭は「教師が授業に使う鞭(むち)のこと」の意味として用いられています。
教鞭という言葉は”教鞭を執(と)る”のように使われることがほとんどで、
「教師として生徒を教えること。また、教職にあること」の意味で使用します。
”教鞭を執る”の例文としては、「彼は40年間教鞭を執った」や、
「彼女は東京の高校で教鞭を執っている」のように用いられます。
以上が「教鞭の読み方と意味、”きょうびん”と”きょうべん”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 教鞭の正しい読み方は「きょうべん」で、「きょうびん」は間違い。
- 教鞭は「教師が授業に使う鞭のこと」の意味。