結論から言ってしまうと、琴線の正しい読み方は「きんせん」になります。
琴線の”琴”は「こと」「きん」と読むことができますが、琴線は「きんせん」と読むのが正しく、「ことせん」と読むのは間違いです。
次の章で琴線の意味について解説していきます。
琴線は「琴(こと)の糸のこと/人間の心の奥にある、感動し共鳴する微妙な心情のこと」の意味として用いられています。
琴線を用いて”琴線に触れる”という表現をすることが多いですが、
これは「良いものに感銘を受ける・感動する」という意味で使われています。
この表現はよく「相手の怒りを買ってしまうこと」と誤解されがちですが、
その場合は”逆鱗に触れる”などといった表現が正しいです。
ですので”琴線に触れる(感動)”と”逆鱗に触れる(怒り)”では、意味が真逆のようになってしまうため覚えておきましょう。
琴線を用いた例文としては、「心の琴線に触れる話」や、
「誰かの琴線に触れるような芸術品を作りたい」のような使い方で用いられています。
これはつまり前者の例文であれば、心に感銘を受けた話のことで、
後者の例文であれば、誰かに感動を与えられる作品を作りたいという意味になります。
以上が「琴線の読み方と意味、”ことせん”と”きんせん”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど