結論から言ってしまうと、木履の正しい読み方は「ぽっくり」「ぼくり」「ぼっくり」「きぐつ」になります。
木履の”木”は「き」「もく」「ぼく」、”履”は「は(く)」「くつ」「り」(連濁により「ぐつ」)と読むことができます。
一般的には木履は「ぽっくり」と読むことが多いです。
ただ木履は「ぽっくり」「ぼくり」「ぼっくり」「きぐつ」のどれで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。
(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)
木履の”木”という字は単体で「ぽっく」「ぼっく」と読むことはできませんが、
日本語における音変化によって「ぼくり」から「ぽっくり」「ぼっくり」という読み方に変化しました。
簡単に言うと音変化というのは、”発音しにくい音を発音しやすい音に変化させたもの”です。
この音変化により、木履は通常では読むことができない「ぽっくり」「ぼっくり」という読み方になったんですね。
次の章で木履の意味について解説していきます。
※上は女性用の駒下駄の写真
木履(ぼくり)は「木で作った靴(くつ)のこと/下駄(げた)のこと/女性用の駒(こま)下駄のひとつ」の意味として用いられています。
「女性用の駒下駄のひとつ」というのは、”厚い台の底をくりぬき、後ろを丸く、前部を前のめりにし、漆を塗ったもののこと”です。
木履を「ぼくり」と読むと上記のような意味になりますが、
「ぽっくり」「ぼっくり」「きぐつ」と読むとそれぞれ下記のような意味となります。
木履を「ぽっくり」「ぼっくり」と読むと「女性用の駒下駄のひとつ」、「きぐつ」と読むと「木で作った靴のこと」の意味となります。
このように木履を「ぽっくり」「ぼくり」「ぼっくり」「きぐつ」のどれで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。
以上が「木履の読み方と意味、”ぽっくり”と”ぼくり”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど