結論から言ってしまうと、木鐸の正しい読み方は「ぼくたく」になります。
木鐸の”木”は「き」「もく」「ぼく」、”鐸”は「すず」「たく」と読むことができますが、木鐸は「ぼくたく」と読むのが正しく、「もくたく」と読むのは間違いです。
また木鐸(ぼくたく)のように「木(ぼく)」が用いられている言葉には、
「木刀(ぼくとう)・木石(ぼくせき)・土木(どぼく)・低木(ていぼく)」などがあります。
木鐸(ぼくたく)のように「鐸(たく)」が用いられている言葉には、
「銅鐸(どうたく)・風鐸(ふうたく)・馬鐸(ばたく)・鐸鈴(たくれい)」などがあります。
次の章で木鐸の意味について解説していきます。
木鐸は「古代中国で、法令などを広く人民に示すときに振り鳴らした。木製の舌のある鈴のこと/(転じて)世の人を教え導く人。社会の指導者のこと」の意味として用いられています。
木鐸を用いた例文としては、「世の木鐸として機能している」や、
「社会の木鐸を利用して人民を欺く」のような使い方で用いられています。
どちらの例文も「世の人を教え導く人。社会の指導者のこと」の意味で使用しています。
また木鐸の類義語としては、「旗手(きしゅ)・師範(しはん)・主導者(しゅどうしゃ)・先導者(せんどうしゃ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても木鐸と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「木鐸の読み方と意味、”ぼくたく”と”もくたく”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど