このページでは木鐸の読み方と意味、「ぼくたく」と「もくたく」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.木鐸の正しい読み方は「ぼくたく」「もくたく」?

 

結論から言ってしまうと、木鐸の正しい読み方は「ぼくたく」になります

 

木鐸の”木”は「き」「もく」「ぼく」、”鐸”は「すず」「たく」と読むことができますが、木鐸は「ぼくたく」と読むのが正しく、「もくたく」と読むのは間違いです

 

 

 

また木鐸(ぼくたく)のように「木(ぼく)」が用いられている言葉には、
「木刀(ぼくとう)・木石(ぼくせき)・土木(どぼく)・低木(ていぼく)」などがあります。

 

木鐸(ぼくたく)のように「鐸(たく)」が用いられている言葉には、
「銅鐸(どうたく)・風鐸(ふうたく)・馬鐸(ばたく)・鐸鈴(たくれい)」などがあります。

 

 

次の章で木鐸の意味について解説していきます。

 

2.木鐸の意味について

 

木鐸は「古代中国で、法令などを広く人民に示すときに振り鳴らした。木製の舌のある鈴のこと/(転じて)世の人を教え導く人。社会の指導者のこと」の意味として用いられています。

 

 

木鐸を用いた例文としては、「世の木鐸として機能している」や、
「社会の木鐸を利用して人民を欺く」のような使い方で用いられています。

 

どちらの例文も「世の人を教え導く人。社会の指導者のこと」の意味で使用しています。

 

 

 

また木鐸の類義語としては、「旗手(きしゅ)・師範(しはん)・主導者(しゅどうしゃ)・先導者(せんどうしゃ)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても木鐸と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「木鐸の読み方と意味、”ぼくたく”と”もくたく”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 木鐸の正しい読み方は「ぼくたく」で、「もくたく」は間違い。
  • 木鐸は「古代中国で、法令などを広く人民に示すときに振り鳴らした。木製の舌のある鈴のこと/(転じて)世の人を教え導く人。社会の指導者のこと」の意味。
  • 木鐸の類義語には、「旗手・師範・主導者・先導者」などがある。

 

 

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