さて日常的に使われるもので「五角形」という言葉があります。
この五角形に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
五角形がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは五角形の読み方と意味、「ごかくけい」と「ごかっけい」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.五角形の正しい読み方は「ごかくけい」「ごかっけい」?
では五角形の正しい読み方は、「ごかくけい」「ごかっけい」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、五角形の正しい読み方は「ごかくけい」「ごかっけい」の両方になります。
五角形の”角”は「かど」「かく」と読むことができます。
ただ一般的には五角形は「ごかっけい」と読むことが多いです。
また五角形の”角”の読み方は「かく」と読むことはできますが、
もともとそれ単体では「かっ」という読み方をすることはできません。
五角形のように「ごかくけい」ではなく、「ごかっけい」と変化して読むのは、日本語の「促音化(そくおんか)」と呼ばれているものです。
促音化とは、”2つの語が結びついて1つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語(カ行・サ行・タ行・パ行)の前に付いた音が「っ」(これを促音という)に変化する現象のこと”を言います。
五角形であれば、五角(ごかく)+形(けい)なので、形(後ろの語)の前に付いた音である”く”が促音の”っ”に変化します。
例えば「楽器(がっき)」や「切削(せっさく)」は促音化なしで読むと、
「がくき」や「せつさく」と読むのが普通です。
もともと”楽”には「がっ」という読み方はないですし、”切”にも「せっ」という読み方は存在しません。
ですが日本語では促音化によって促音(「っ」)に変化するため、
「楽(がっ)」「切(せっ)」と変化させて読んでいるのです。
ただすべての言葉が促音化によって促音(「っ」)に変化するわけではないので、注意してください。
次の章で五角形の意味と類義語について解説していきます。
2.五角形の意味と類義語について
では五角形の意味と類義語について見ていきましょう。
まず五角形は「5本の線分に囲まれた多角形のこと」の意味として用いられています。
五角形の内角の和は540°になります。
また五角形の類義語としては、「多角形(たかくけい)・星形(ほしがた)・ヘキサゴン・ペンタグラム」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても五角形と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「五角形の読み方と意味、”ごかくけい”と”ごかっけい”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 五角形の正しい読み方は「ごかくけい」「ごかっけい」の両方。
- 五角形は「5本の線分に囲まれた多角形のこと」の意味。
- 五角形の類義語には、「多角形・星形・ヘキサゴン・ペンタグラム」などがある。