結論から言ってしまうと、逆鱗の正しい読み方は「げきりん」になります。
逆鱗の”逆”は「ぎゃく」「げき」と読むことができますが、逆鱗は「げきりん」と読むのが正しく、「ぎゃくりん」と読むのは間違いです。
次の章で逆鱗の意味について解説していきます。
逆鱗は「天子(てんし)の怒りのこと/目上(めうえ)の人の怒りのこと」の意味として用いられています。
天子というのは”中国の皇帝や日本の天皇の呼称のこと”で、目上の人というのは”地位や年齢が高い人のこと”を指します。
竜のあごの下には逆鱗(逆さに生えた鱗)があり、それに触れると竜は怒って、その人を殺してしまう、という中国の伝説が存在します。
”天子”や”目上の人”をこの伝説の竜にたとえているのが、いま現在における「逆鱗(げきりん)」という言葉になります。
逆鱗を用いた例文としては、「上司の逆鱗に触れてしまった」や、
「彼の逆鱗に触れないように、いつも気を遣っている」のような使い方で用いられています。
逆鱗が用いられるのはほとんどが”逆鱗に触れる”のような使い方で、つまり”相手を怒らせる”ということになります。
以上が「逆鱗の読み方と意味、”げきりん”と”ぎゃくりん”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど