さて日常的に使われるもので「旅客機」という言葉があります。
この旅客機に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
旅客機がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは旅客機の読み方と意味、「りょかっき」と「りょかくき」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.旅客機の正しい読み方は「りょかっき」「りょかくき」?
では旅客機の正しい読み方は、「りょかっき」「りょかくき」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、旅客機の正しい読み方は「りょかっき」「りょかくき」の両方になります。
旅客機の”旅”は「たび」「りょ」、”客”は「きゃく」「かく」、”機”は「き」と読むことができます。
ただ一般的には旅客機は「りょかっき」と読むことが多いです。
(ちなみに旅客を単体で読む場合は、「りょかく」「りょきゃく」のどちらでも読むことができます)
また旅客機の”客”の読み方は「かく」と読むことはできますが、
もともとそれ単体では「かっ」という読み方をすることはできません。
旅客機のように「りょかくき」ではなく、「りょかっき」と変化して読むのは、日本語の「促音化(そくおんか)」と呼ばれているものです。
促音化とは、”2つの語が結びついて1つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語(カ行・サ行・タ行・パ行)の前に付いた音が「っ」(これを促音という)に変化する現象のこと”を言います。
旅客機であれば、旅客(りょかく)+機(き)なので、機(後ろの語)の前に付いた音である”く”が促音の”っ”に変化します。
例えば「楽器(がっき)」や「切削(せっさく)」は促音化なしで読むと、
「がくき」や「せつさく」と読むのが普通です。
もともと”楽”には「がっ」という読み方はないですし、”切”にも「せっ」という読み方は存在しません。
ですが日本語では促音化によって促音(「っ」)に変化するため、
「楽(がっ)」「切(せっ)」と変化させて読んでいるのです。
ただすべての言葉が促音化によって促音(「っ」)に変化するわけではないので、注意してください。
次の章で旅客機の意味と類義語について解説していきます。
2.旅客機の意味と類義語について
では旅客機の意味と類義語について見ていきましょう。
まず旅客機は「旅客を輸送するための飛行機のこと」の意味として用いられています。
旅客というのは、”旅をする人。旅行者のこと/運賃を払って交通機関に乗る人のこと”を意味します。
また旅客機の類義語としては、「航空機(こうくうき)・機体(きたい)・チャーター機・ジェット機」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても旅客機と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「旅客機の読み方と意味、”りょかっき”と”りょかくき”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 旅客機の正しい読み方は「りょかっき」「りょかくき」の両方。
- 旅客機は「旅客を輸送するための飛行機のこと」の意味。
- 旅客機の類義語には、「航空機・機体・チャーター機・ジェット機」などがある。