さて日常的に使われるもので「万国旗」という言葉があります。
この万国旗に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
万国旗がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは万国旗の読み方と意味、「ばんこっき」と「ばんこくき」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.万国旗の正しい読み方は「ばんこっき」「ばんこくき」?
では万国旗の正しい読み方は、「ばんこっき」「ばんこくき」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、万国旗の正しい読み方は「ばんこっき」「ばんこくき」の両方になります。
万国旗の”万”は「よろず」「まん」「ばん」、”国”は「くに」「こく」、”旗”は「はた」「き」と読むことができます。
ただ一般的には万国旗は「ばんこくき」と読むことが多いです。
また国旗の”国”の読み方は「こく」と読むことはできますが、
もともとそれ単体では「こっ」という読み方をすることはできません。
国旗のように「こくき」ではなく、「こっき」と変化して読むのは、日本語の「促音化(そくおんか)」と呼ばれているものです。
促音化とは、”2つの語が結びついて1つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語(カ行・サ行・タ行・パ行)の前に付いた音が「っ」(これを促音という)に変化する現象のこと”を言います。
国旗であれば、国(こく)+旗(き)なので、旗(後ろの語)の前に付いた音である”く”が促音の”っ”に変化します。
例えば「楽器(がっき)」や「切削(せっさく)」は促音化なしで読むと、
「がくき」や「せつさく」と読むのが普通です。
もともと”楽”には「がっ」という読み方はないですし、”切”にも「せっ」という読み方は存在しません。
ですが日本語では促音化によって促音(「っ」)に変化するため、
「楽(がっ)」「切(せっ)」と変化させて読んでいるのです。
ただすべての言葉が促音化によって促音(「っ」)に変化するわけではないので、注意してください。
次の章で万国旗の意味と類義語について解説していきます。
2.万国旗の意味と類義語について
では万国旗の意味と類義語について見ていきましょう。
まず万国旗は「世界各国の国旗のこと」の意味として用いられています。
運動会などのイベントで万国旗がよく掲げられているのは、明治初期に日本に入港した船舶が、友好の証として自国の国旗と日本の国旗を掲げていたことからきています。
これをきっかけに運動会などのイベントの際には、友好の証として万国旗を掲げるようになりました。
また万国旗の類義語としては、「日章旗(にっしょうき)・星条旗(せいじょうき)・横断幕(おうだんまく)・旭日旗(きょくじつき)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても万国旗と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「万国旗の読み方と意味、”ばんこっき”と”ばんこくき”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 万国旗の正しい読み方は「ばんこっき」「ばんこくき」の両方。
- 万国旗は「世界各国の国旗のこと」の意味。
- 万国旗の類義語には、「日章旗・星条旗・横断幕・旭日旗」などがある。