このページでは戴天の読み方と意味、「たいてん」と「さいてん」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.戴天の正しい読み方は「たいてん」「さいてん」?

 

結論から言ってしまうと、戴天の正しい読み方は「たいてん」になります

 

戴天の”戴”は「いただ(く)」「たい」と読むことはできますが、
「さい」と読むことはできないので、戴天を「さいてん」と読むのは間違いです。

 

 

戴天の”戴(たい)”という字は、”載(さい)”という字に似ているため注意が必要です。

 

 

 

また戴天(たいてん)のように「戴(たい)」が用いられている言葉には、
「戴冠(たいかん)・奉戴(ほうたい)・推戴(すいたい)・拝戴(はいたい)」などがあります。

 

戴天(たいてん)のように「天(てん)」が用いられている言葉には、
「炎天(えんてん)・仰天(ぎょうてん)・戴天(たいてん)・天気(てんき)」などがあります。

 

 

次の章で戴天の意味と類義語について解説していきます。

 

2.戴天の意味と類義語について

 

戴天は「この世に生存していること」の意味として用いられています。

 

 

戴天は”不倶戴天(ふぐたいてん)”という四字熟語で使われることがほとんどで、不倶戴天は「非常に強い恨みや憎しみのこと」の意味となります。

 

不倶戴天を用いた例文としては、「彼は不倶戴天の敵だ」のような使い方で用いられます。

 

 

 

また戴天の類義語としては、「存命(ぞんめい)・在世(ざいせ)・息災(そくさい)・達者(たっしゃ)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても戴天と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「戴天の読み方と意味、”たいてん”と”さいてん”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 戴天の正しい読み方は「たいてん」で、「さいてん」は間違い。
  • 戴天は「この世に生存していること」の意味。
  • 戴天の類義語には、「存命・在世・息災・達者」などがある。

 

 

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