さて日常的に使われるもので「更迭」という言葉があります。
この更迭に使用されている漢字(特に”迭”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは更迭の読み方と意味、「こうそう」と「こうてつ」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.更迭の正しい読み方は「こうそう」「こうてつ」?
では更迭の正しい読み方は、「こうそう」「こうてつ」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、更迭の正しい読み方は「こうてつ」になります。
更迭の”迭”は「てつ」と読むことはできますが、「そう」と読むことはできないので、更迭を「こうそう」と読むのは間違いです。
更迭の”迭(てつ)”という字は”送(そう)”という字に似ているので、
更迭を「こうそう」と間違えて読んでしまう人が多いのかもしれませんね。
ちなみに「更送(こうそう)」と書いている人もいますが、更送という言葉はないので注意が必要です。
また更迭(こうてつ)のように「迭(てつ)」が用いられている言葉には、
「迭立(てつりつ)・迭代(てつだい)・迭起(てっき)」などがあります。
次の章で更迭の意味と類義語について解説していきます。
2.更迭の意味と類義語について
では更迭の意味と類義語について見ていきましょう。
まず更迭は「ある地位・役目の人が代わること。また、代えること」の意味として用いられています。
更迭を用いた例文としては、「A社の役員の半分を更迭する」や、
「赤字の責任として、社長は株主から更迭された」のような使い方で用いられています。
また更迭の類義語としては、「交代(こうたい)・代替(だいたい)・交換(こうかん)・転換(てんかん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても更迭と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「更迭の読み方と意味、”こうそう”と”こうてつ”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 更迭の正しい読み方は「こうてつ」で、「こうそう」は間違い。
- 更迭は「ある地位・役目の人が代わること。また、代えること」の意味。
- 更迭の類義語には、「交代・代替・交換・転換」などがある。