県境の読み方と意味、「けんざかい」と「けんきょう」正しいのは？

このページでは県境の読み方と意味、「けんざかい」と「けんきょう」どちらが正しいのかを解説しています。

１．県境の正しい読み方は「けんざかい」「けんきょう」？

結論から言ってしまうと、県境の正しい読み方は「けんざかい」「けんきょう」の両方になります。

県境の”県”は「けん」、”境”は「さかい」「きょう」と読むことができます。

ただ一般的には県境は「けんざかい」と読むことが多いです。

また”境”の読み方は「さかい」と読むことはできますが、
もともとそれ単体では「ざかい」という読み方をすることはできません。

県境のように「けんさかい」ではなく、「けんざかい」と濁って読むのは、日本語の「連濁（れんだく）」と呼ばれているものです。

連濁とは、”２つの語が結びついて１つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語の語頭が清音から濁音に変化する現象のこと”を言います。

県境であれば、県（けん）＋境（さかい）なので、境（後ろの語）の語頭である清音の”さ”が濁音の”ざ”に変化します。

例えば「手紙（てがみ）」や「綿毛（わたげ）」は連濁なしで読むと、
「てかみ」や「わたけ」と読むのが普通です。

もともと”紙”には「がみ」という読み方はないですし、”毛”にも「げ」という読み方は存在しません。

ですが日本語では、連濁によって後ろの語頭が清音から濁音に変わるため、
「手紙（てがみ）」「綿毛（わたげ）」と濁らせて読んでいるのです。

ただすべての言葉が連濁によって濁音に変化するわけではないので、注意してください。

次の章で県境の意味について解説していきます。

県境は「県と他の都道府県との境（さかい）のこと」の意味として用いられています。

北海道と沖縄は海に囲まれているため、地続きで隣接する県はありませんが、両方とも県境は存在します。

北海道は”青函（せいかん）トンネルの中間点が青森県との県境”とされ、
沖縄県は”与論島（よろんじま）という離島が鹿児島県との県境”とされています。

県境を用いた例文としては、「県境を跨ぐ移動を控える」や、
「県境に位置している場所」のような使い方で用いられています。

以上が「県境の読み方と意味、”けんざかい”と”けんきょう”正しいのは？」でした。

これまで説明したことをまとめますと、