結論から言ってしまうと、疫病みの正しい読み方は「えやみ」になります。
疫病みの”疫”は「えき」、”病”は「やまい」「や(む)」「びょう」と読むことができますが、疫病みを「えきびょうみ」と読むのは間違いです。
疫病みの”病”に「や」という読み方はありますが、”疫”には「え」という読み方はなく、疫病みを「えやみ」と読んでいるのは、当て字によるものです。
「えやみ」という言葉の意味に、”疫病”という言葉の持っている意味が合っていたため、「えやみ」に”疫病み”という漢字が当てられました。
次の章で疫病みの意味について解説していきます。
疫病みは「悪性の流行病のこと/瘧(おこり)。わらわやみのこと」の意味として用いられています。
瘧というのは、”間欠病のひとつ。毎日または隔日、一定時間に発熱する病気のこと”で、多くはマラリアのことを指します。
マラリアとは、”マラリア病原虫が赤血球に寄生して起こる熱帯性の感染症のこと”で、羽斑蚊(ハマダラカ)の媒介により感染します。
また疫病みの類義語としては、「瘴癘(しょうれい)・悪疫(あくえき)・熱病(ねつびょう)・伝染病(でんせんびょう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても疫病みと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「疫病みの読み方と意味、”えやみ”と”えきびょうみ”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど