さて日常的に使われるもので「啓蒙」という言葉があります。
この啓蒙に使用されている漢字(特に”蒙”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは啓蒙の読み方と意味、「けいごう」と「けいもう」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.啓蒙の正しい読み方は「けいごう」「けいもう」?
では啓蒙の正しい読み方は、「けいごう」「けいもう」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、啓蒙の正しい読み方は「けいもう」になります。
啓蒙の”蒙”は「ぼう」「もう」と読むことはできますが、「ごう」と読むことはできないので、啓蒙を「けいごう」と読むのは間違いです。
また啓蒙(けいもう)のように「啓(けい)」が用いられている言葉には、
「啓発(けいはつ)・啓示(けいじ)・拝啓(はいけい)・天啓(てんけい)」などがあります。
啓蒙(けいもう)のように「蒙(もう)」が用いられている言葉には、
「蒙昧(もうまい)・蒙塵(もうじん)・阿蒙(あもう)・訓蒙(くんもう)」などがあります。
次の章で啓蒙の意味と類義語について解説していきます。
2.啓蒙の意味と類義語について
では啓蒙の意味と類義語について見ていきましょう。
まず啓蒙は「無知な者に正しい知識を与え、教え導くこと」の意味として用いられています。
啓蒙を用いた例文としては、「人々を啓蒙する」や、
「彼らを啓蒙することに成功した」のような使い方で用いられています。
また啓蒙の類義語としては、「教宣(きょうせん)・布教(ふきょう)・示唆(しさ)・プロパガンダ」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても啓蒙と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「啓蒙の読み方と意味、”けいごう”と”けいもう”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 啓蒙の正しい読み方は「けいもう」で、「けいごう」は間違い。
- 啓蒙は「無知な者に正しい知識を与え、教え導くこと」の意味。
- 啓蒙の類義語には、「教宣・布教・示唆・プロパガンダ」などがある。