さて日常的に使われるもので「利益」という言葉があります。
この利益に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
利益がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは利益の読み方と意味、「りやく」と「りえき」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.利益の正しい読み方は「りやく」「りえき」?
では利益の正しい読み方は、「りやく」「りえき」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、利益の正しい読み方は「りやく」「りえき」の両方になります。
利益の”益”は「えき」「やく」と読むことができます。
一般的には利益は「りえき」と読むことがほとんどで、「りやく」は”御利益(ごりやく)”の形で用いられることがほとんどです。
ただ利益は「りやく」「りえき」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。
(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)
また利益(りやく)のように「益(やく)」が用いられている言葉は、
利益の他には「益体(やくたい)・益智(やくち)」しか見つけることができませんでした。
利益(りえき)のように「益(えき)」が用いられている言葉には、
「公益(こうえき)・収益(しゅうえき)・増益(ぞうえき)・益虫(えきちゅう)」などがあります。
次の章で利益の意味と類義語について解説していきます。
2.利益の意味と類義語について
では利益の意味と類義語について見ていきましょう。
まず利益(りやく)は「仏の力によって授けられる恵みのこと/得になること。益になること/役立つこと。ためになること」の意味として用いられています。
利益を「りやく」と読むと上記のような意味になりますが、
「りえき」と読むと「得になること。益になること/役立つこと。ためになること」の意味となります。
このように利益は「りやく」「りえき」どちらで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。
利益を用いた例文としては、「色々な御利益(ごりやく)がある」や、
「それは社会全体の利益になる」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「仏の力によって授けられる恵みのこと」の意味で、
後者の例文は「役立つこと。ためになること」の意味で使用しています。
また利益の類義語としては、「利潤(りじゅん)・利得(りとく)・収穫(しゅうかく)・便益(べんえき)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても利益と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「利益の読み方と意味、”りやく”と”りえき”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 利益の正しい読み方は「りやく」「りえき」の両方。
- 利益(りやく)は「仏の力によって授けられる恵みのこと/得になること。益になること/役立つこと。ためになること」の意味。
- 利益(りえき)は「得になること。益になること/役立つこと。ためになること」の意味。
- 利益の類義語には、「利潤・利得・収穫・便益」などがある。