結論から言ってしまうと、得手の正しい読み方は「えて」になります。
得手の”得”は「え(る)」「う(る)」「とく」と読むことができますが、
得手は「えて」と読むのが正しく、「とくしゅ」と読むのは間違いです。
また得手(えて)のように「得(え)」が用いられている言葉には、
「得物(えもの)・得体(えたい)・見得(みえ)・心得(こころえ)」などがあります。
得手(えて)のように「手(て)」が用いられている言葉には、
「奥手(おくて)・大手(おおて)・新手(あらて)・手当(てあて)」などがあります。
次の章で得手の意味について解説していきます。
得手は「得意とすること/わがまま/猿のこと(猿が”去る”に通じるのを忌み避けていう語)」の意味として用いられています。
得手を用いた例文としては、「彼の得手は料理だ」や、「誰にでも得手不得手はある」のような使い方で用いられています。
一般的に得手は「得意とすること」の意味で使われることがほとんどで、どちらの例文も「得意とすること」の意味で使用しています。
また得手の類義語としては、「上手(じょうず)・熟達(じゅくたつ)・熟練(じゅくれん)・巧妙(こうみょう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても得手と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「得手の読み方と意味、”えて”と”とくしゅ”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど