このページでは得手の読み方と意味、「えて」と「とくしゅ」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.得手の正しい読み方は「えて」「とくしゅ」?

 

結論から言ってしまうと、得手の正しい読み方は「えて」になります

 

得手の”得”は「え(る)」「う(る)」「とく」と読むことができますが、
得手は「えて」と読むのが正しく、「とくしゅ」と読むのは間違いです

 

 

 

また得手(えて)のように「得(え)」が用いられている言葉には、
「得物(えもの)・得体(えたい)・見得(みえ)・心得(こころえ)」などがあります。

 

得手(えて)のように「手(て)」が用いられている言葉には、
「奥手(おくて)・大手(おおて)・新手(あらて)・手当(てあて)」などがあります。

 

 

次の章で得手の意味について解説していきます。

 

2.得手の意味について

 

得手は「得意とすること/わがまま/猿のこと(猿が”去る”に通じるのを忌み避けていう語)」の意味として用いられています。

 

 

得手を用いた例文としては、「彼の得手は料理だ」や、「誰にでも得手不得手はある」のような使い方で用いられています。

 

一般的に得手は「得意とすること」の意味で使われることがほとんどで、どちらの例文も「得意とすること」の意味で使用しています。

 

 

 

また得手の類義語としては、「上手(じょうず)・熟達(じゅくたつ)・熟練(じゅくれん)・巧妙(こうみょう)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても得手と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「得手の読み方と意味、”えて”と”とくしゅ”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 得手の正しい読み方は「えて」で、「とくしゅ」は間違い。
  • 得手は「得意とすること/わがまま/猿のこと(猿が”去る”に通じるのを忌み避けていう語)」の意味。
  • 得手の類義語には、「上手・熟達・熟練・巧妙」などがある。

 

 

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