結論から言ってしまうと、鬩ぐの正しい読み方は「せめぐ」になります。
鬩ぐの”鬩”は「せめ(ぐ)」「けき」「げき」と読むことはできますが、
「ひし(ぐ)」と読むことはできないので、鬩ぐを「ひしぐ」と読むのは間違いです。
「ひしぐ」というのは、”拉ぐ”と書き表されるため注意が必要です。
次の章で鬩ぐの意味と類義語について解説していきます。
鬩ぐは「互いに憎み争うこと/責め恨むこと」の意味として用いられています。
一般的に鬩ぐは”鬩(せめ)ぎ合い”という言葉で使われることがほとんどで、鬩ぎ合いの場合は「互いに対立して争うこと」の意味で使われます。
鬩ぎ合いを用いた例文としては、「両者の鬩ぎ合いが続く」や、
「主導権をめぐる鬩ぎ合い」のような使い方で用いられています。
また鬩ぐの類義語としては、「抗争(こうそう)・相克(そうこく)・紛擾(ふんじょう)・競争(きょうそう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても鬩ぐと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「鬩ぐの読み方と意味、”せめぐ”と”ひしぐ”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
<読み間違えやすい漢字の一覧>
<難読漢字の一覧(偏)>