さて日常的に使われるもので「忙しい」という言葉があります。
この忙しいに用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
忙しいがどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは忙しいの読み方と意味、「せわしい」と「いそがしい」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.忙しいの正しい読み方は「せわしい」「いそがしい」?
では忙しいの正しい読み方は、「せわしい」「いそがしい」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、忙しいの正しい読み方は「せわしい」「いそがしい」の両方になります。
忙しいの”忙”は「いそが(しい)」「せわ(しい)」「ぼう」と読むことができます。
一般的には忙しいは「いそがしい」と読むことが多いです。
ただ忙しいは「せわしい」「いそがしい」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。
次の章で忙しいの意味と類義語について解説していきます。
2.忙しいの意味と類義語について
では忙しいの意味と類義語について見ていきましょう。
まず忙しい(せわしい)は「するべき事が多くて暇(ひま)がないこと/落ち着かないこと/動きが急であること」の意味として用いられています。
忙しいを「せわしい」と読むと上記のような意味になりますが、「いそがしい」と読むと「するべき事が多くて暇がないこと/落ち着かないこと」の意味のみとなります。
このように忙しいは「せわしい」「いそがしい」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。
忙しいを用いた例文としては、「友達に忙(せわ)しく手を振る」や、「その場を忙しく歩き回る」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「動きが急であること」の意味で、後者の例文は「落ち着かないこと」の意味で使用しています。
また忙しいの類義語としては、「性急(せいきゅう)・怒濤(どとう)・多忙(たぼう)・繁忙(はんぼう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても忙しいと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「忙しいの読み方と意味、”せわしい”と”いそがしい”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 忙しいの正しい読み方は「せわしい」「いそがしい」の両方。
- 忙しい(せわしい)は「するべき事が多くて暇がないこと/落ち着かないこと/動きが急であること」の意味。
- 忙しい(いそがしい)は「するべき事が多くて暇がないこと/落ち着かないこと」の意味。
- 忙しいの類義語には、「性急・怒濤・多忙・繁忙」などがある。