結論から言ってしまうと、遵守の正しい読み方は「じゅんしゅ」になります。
遵守の”遵”は「じゅん」と読むことはできますが、「そん」と読むことはできないので、遵守を「そんしゅ」と読むのは間違いです。
遵守の”遵(じゅん)”という字は、”尊(そん)”という字に似ているため注意が必要です。
また遵守は「順守(じゅんしゅ)」と書かれることもありますが、どちらもほとんど同じ意味として使用されています。
はじめに使用されていたのは「遵守」の方で、「順守」は遵守の代用として使われるようになりました。
もともと昭和29年に行われた国語審議会で「遵」という漢字は削除される予定で、そのときに「遵」の代わりに「順」が使われるようになりました。
ですがその後に「遵」という漢字は削除されない方向に決まり、
「遵」が残ってしまったため、いま現在における「遵守」「順守」のようなことになっているんですね。
「遵守」「順守」のどちらを使用しても特に問題はないですが、
公用文や教科書では「遵守」、新聞やテレビでは「順守」が主に使われているそうです。
(「遵法」「順法」という言葉についても同じことが言えます)
次の章で遵守の意味について解説していきます。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど