さて日常的に使われるもので「攫う」という言葉があります。
この攫うに使用されている漢字は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは攫うの読み方と意味、「さらう」と「よそう」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.攫うの正しい読み方は「さらう」「よそう」?
では攫うの正しい読み方は、「さらう」「よそう」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、攫うの正しい読み方は「さらう」になります。
攫うの”攫”は「さら(う)」「かく」と読むことはできますが、「よそ(う)」と読むことはできないので、攫うを「よそう」と読むのは間違いです。
「よそう」というのは、”装(よそ)う”と書き表されるため注意が必要です。
次の章で攫うの意味と類義語について解説していきます。
2.攫うの意味と類義語について
では攫うの意味と類義語について見ていきましょう。
まず攫うは「油断につけこんで奪い去ること。気付かないように連れ去ること/全部持っていくこと」の意味として用いられています。
攫うを用いた例文としては、「波に足を攫わされる」や、
「人気を攫う」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「油断につけこんで奪い去ること」の意味で、
後者の例文は「全部持っていくこと」の意味で使用しています。
また攫うの類義語としては、「奪う(うばう)・掠める(かすめる)・盗む(ぬすむ)・撥ねる(はねる)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても攫うと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「攫うの読み方と意味、”さらう”と”よそう”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 攫うの正しい読み方は「さらう」で、「よそう」は間違い。
- 攫うは「油断につけこんで奪い去ること。気付かないように連れ去ること/全部持っていくこと」の意味。
- 攫うの類義語には、「奪う・掠める・盗む・撥ねる」などがある。