結論から言ってしまうと、出納の本来の読み方は「しゅつのう」でしたが、
いま現在では「しゅつのう」と「すいとう」のどちらでも問題はありません。
出納の”出”は「で(る)」「しゅつ」「すい」、”納”は「おさ(める)」「のう」「とう」と読むことができます。
一般的には出納は「すいとう」と読むことがほとんどです。
ただ出納は「すいとう」「しゅつのう」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。
(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)
また出納を「すいとう」と読むのは本来の読み方ではなく、
この「すいとう」は”慣用読み”と呼ばれる読み方になります。
慣用読みというのは、誤った読み方の人が増えて広く定着したことで、
その誤った読み方についても間違いではないとされた読みのことです。
簡単に言えば、出納を「すいとう」と間違って読む人が増えたために、
「しゅつのう」でも「すいとう」でも正しい読み方ということにしよう!となったわけです。
なのでいま現在での出納の読み方としては、「しゅつのう」と「すいとう」はどちらも正しい読み方となります。
次の章で出納の意味について解説していきます。
出納(すいとう)は「金銭や物品を出し入れすること。支出と収入のこと」の意味として用いられています。
出納を「すいとう」と読むと上記のような意味になりますが、「しゅつのう」と読むと上記の他に、「平安時代に役所や寺院などで物品の出し入れをしていた者」の意味も含まれます。
このように出納は「すいとう」「しゅつのう」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。
ちなみに「すいとう」は”金銭や物品を出し入れすること。支出と収入のこと”の意味合いが強く、「しゅつのう」は”平安時代に物品の出し入れをしていた者”という意味合いが強いです。
なので出納帳はお金の管理をするための帳簿のことなので、「しゅつのうちょう」とは読まずに、「すいとうちょう」と読みます。
以上が「出納の読み方と意味、”しゅつのう”と”すいとう”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど