さて日常的に使われることはあまりないですが、「楽士」という言葉があります。
この楽士に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
楽士がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは楽士の読み方と意味、「らくし」と「がくし」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.楽士の正しい読み方は「らくし」「がくし」?
では楽士の正しい読み方は、「らくし」「がくし」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、楽士の正しい読み方は「がくし」になります。
楽士の”楽”は「たの(しい)」「がく」「らく」と読むことができますが、
楽士は「がくし」と読むのが正しく、「らくし」と読むのは間違いです。
また楽士(がくし)のように「楽(がく)」が用いられている言葉には、
「楽屋(がくや)・音楽(おんがく)・田楽(でんがく)・邦楽(ほうがく)」などがあります。
楽士(がくし)のように「士(し)」が用いられている言葉には、
「力士(りきし)・兵士(へいし)・国士(こくし)・士族(しぞく)」などがあります。
次の章で楽士の意味と類義語について解説していきます。
2.楽士の意味と類義語について
では楽士の意味と類義語について見ていきましょう。
まず楽士は「音楽を演奏する人のこと」の意味として用いられています。
楽士を用いた例文としては、「楽士として働いている」や、
「昨日、楽士たちが出発した」のような使い方で用いられています。
また楽士の類義語としては、「奏者(そうしゃ)・弾き手(ひきて)・指揮者(しきしゃ)・ミュージシャン」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても楽士と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「楽士の読み方と意味、”らくし”と”がくし”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 楽士の正しい読み方は「がくし」で、「らくし」は間違い。
- 楽士は「音楽を演奏する人のこと」の意味。
- 楽士の類義語には、「奏者・弾き手・指揮者・ミュージシャン」などがある。