さて日常的に使われるもので「鏤める」という言葉があります。
この鏤めるに使用されている漢字は普段はあまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは鏤めるの読み方と意味、「まとめる」と「ちりばめる」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.鏤めるの正しい読み方は「まとめる」「ちりばめる」?
では鏤めるの正しい読み方は、「まとめる」「ちりばめる」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、鏤めるの正しい読み方は「ちりばめる」になります。
鏤めるの”鏤”は「ちりば(める)」「る」と読むことはできますが、
「まと(める)」と読むことはできないので、鏤めるを「まとめる」と読むのは間違いです。
「まとめる」というのは、”纏める”と書き表されるため注意が必要です。
次の章で鏤めるの意味と類義語について解説していきます。
2.鏤めるの意味と類義語について
では鏤めるの意味と類義語について見ていきましょう。
まず鏤めるは「彫って一面にはめ込むこと/文章のところどころに美しい言葉などを飾ること」の意味として用いられています。
鏤めるを用いた例文としては、「宝石を鏤めた王冠」や、
「文章に美辞麗句を鏤める」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「彫って一面にはめ込むこと」の意味で、
後者の例文は「文章のところどころに美しい言葉などを飾ること」の意味で使用しています。
また鏤めるの類義語としては、「散布(さんぷ)・散逸(さんいつ)・飛散(ひさん)・分散(ぶんさん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても鏤めると意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「鏤めるの読み方と意味、”まとめる”と”ちりばめる”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 鏤めるの正しい読み方は「ちりばめる」で、「まとめる」は間違い。
- 鏤めるは「彫って一面にはめ込むこと/文章のところどころに美しい言葉などを飾ること」の意味。
- 鏤めるの類義語には、「散布・散逸・飛散・分散」などがある。