さて日常的に使われるもので「万物」という言葉があります。
この万物に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
万物がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは万物の読み方と意味、「まんぶつ」と「ばんぶつ」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.万物の正しい読み方は「まんぶつ」「ばんぶつ」?
では万物の正しい読み方は、「まんぶつ」「ばんぶつ」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、万物の正しい読み方は「ばんぶつ」「ばんもつ」になります。
万物の”万”は「よろず」「まん」「ばん」、”物”は「もの」「ぶつ」「もつ」と読むことができますが、万物を「まんぶつ」と読むのは間違いです。
ただ一般的には万物は「ばんぶつ」と読むことがほとんどです。
また万物(ばんぶつ)のように「物(ぶつ)」が用いられている言葉には、
「人物(じんぶつ)・格物(かくぶつ)・遺物(いぶつ)・私物(しぶつ)」などがあります。
万物(ばんもつ)のように「物(もつ)」が用いられている言葉には、
「荷物(にもつ)・貨物(かもつ)・禁物(きんもつ)・供物(くもつ)」などがあります。
次の章で万物の意味と類義語について解説していきます。
2.万物の意味と類義語について
では万物の意味と類義語について見ていきましょう。
まず万物は「あらゆるもの。宇宙間に存在するすべてのもの」の意味として用いられています。
万物を用いた例文としては、「万物の起源を調べる」や、
「神が万物を創造した」のような使い方で用いられています。
また万物の類義語としては、「事物(じぶつ)・万象(ばんしょう)・衆生(しゅじょう)・諸行(しょぎょう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても万物と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「万物の読み方と意味、”まんぶつ”と”ばんぶつ”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 万物の正しい読み方は「ばんぶつ」「ばんもつ」の両方で、「まんぶつ」は間違い。
- 万物は「あらゆるもの。宇宙間に存在するすべてのもの」の意味。
- 万物の類義語には、「事物・万象・衆生・諸行」などがある。