結論から言ってしまうと、万端の正しい読み方は「ばんたん」になります。
万端の”万”は「よろず」「まん」「ばん」と読むことができますが、
万端は「ばんたん」と読むのが正しく、「まんたん」と読むのは間違いです。
また万端(ばんたん)のように「万(ばん)」が用いられている言葉には、
「万象(ばんしょう)・万歳(ばんざい)・万策(ばんさく)・万事(ばんじ)」などがあります。
万端(ばんたん)のように「端(たん)」が用いられている言葉には、
「端子(たんし)・発端(ほったん)・先端(せんたん)・両端(りょうたん)」などがあります。
次の章で万端の意味について解説していきます。
万端は「ある事に関わるすべての事柄。また、あらゆる方法・手段のこと/すべてが整っていること」の意味として用いられています。
万端を用いた例文としては、「万端心得ている」や、
「明日の準備は万端だ」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「ある事に関わるすべての事柄」の意味で、
後者の例文は「すべてが整っていること」の意味で使用しています。
また万端の類義語としては、「周到(しゅうとう)・克明(こくめい)・細心(さいしん)・入念(にゅうねん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても万端と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「万端の読み方と意味、”まんたん”と”ばんたん”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど