結論から言ってしまうと、万丈の正しい読み方は「ばんじょう」になります。
万丈の”万”は「よろず」「まん」「ばん」と読むことができますが、
万丈は「ばんじょう」と読むのが正しく、「まんじょう」と読むのは間違いです。
また万丈(ばんじょう)のように「万(ばん)」が用いられている言葉には、
「万象(ばんしょう)・万歳(ばんざい)・万策(ばんさく)・万事(ばんじ)」などがあります。
万丈(ばんじょう)のように「丈(じょう)」が用いられている言葉には、
「気丈(きじょう)・方丈(ほうじょう)・頑丈(がんじょう)・大丈夫(だいじょうぶ)」などがあります。
次の章で万丈の意味について解説していきます。
万丈は「極めて高いこと/意気の盛んなこと」の意味として用いられています。
万丈を用いた例文としては、「波瀾万丈の人生だった」や、「万丈の気を吐く」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「極めて高いこと」の意味で、後者の例文は「意気の盛んなこと」の意味で使用しています。
前者の波瀾万丈(または波乱万丈)というのは四字熟語で、「劇的な変化に富んでいること」の意味があります。
また万丈の類義語としては、「直上(ちょくじょう)・頂上(ちょうじょう)・高々(たかだか)・天辺(てっぺん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても万丈と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「万丈の読み方と意味、”まんじょう”と”ばんじょう”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど