さて日常的に使われるもので「蒙る」という言葉があります。
この蒙るに使用されている漢字は普段はあまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは蒙るの読み方と意味、「もうる」と「こうむる」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.蒙るの正しい読み方は「もうる」「こうむる」?
では蒙るの正しい読み方は、「もうる」「こうむる」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、蒙るの正しい読み方は「こうむる」になります。
蒙るの”蒙”は「こうむ(る)」「もう」と読むことができますが、
蒙るは「こうむる」と読むのが正しく、「もうる」と読むのは間違いです。
「こうむる」は蒙るの他に”被る”と書き表され、一般的には”被る”と表記されることがほとんどです。
次の章で蒙るの意味と類義語について解説していきます。
2.蒙るの意味と類義語について
では蒙るの意味と類義語について見ていきましょう。
まず蒙るは「いただく。たまわること/良くない事を身に受けること」の意味として用いられています。
蒙るを用いた例文としては、「ご愛顧を蒙る」や、
「損害を蒙る」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「いただく。たまわること」の意味で、
後者の例文は「良くない事を身に受けること」の意味で使用しています。
また蒙るの類義語としては、「罹災(りさい)・受難(じゅなん)・被災(ひさい)・被害(ひがい)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても蒙ると意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「蒙るの読み方と意味、”もうる”と”こうむる”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 蒙るの正しい読み方は「こうむる」で、「もうる」は間違い。
- 蒙るは「いただく。たまわること/良くない事を身に受けること」の意味。
- 蒙るの類義語には、「罹災・受難・被災・被害」などがある。