さて日常的に使われるもので「万感」という言葉があります。
この万感に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
万感がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは万感の読み方と意味、「まんかん」と「ばんかん」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.万感の正しい読み方は「まんかん」「ばんかん」?
では万感の正しい読み方は、「まんかん」「ばんかん」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、万感の正しい読み方は「ばんかん」になります。
万感の”万”は「よろず」「まん」「ばん」と読むことができますが、
万感は「ばんかん」と読むのが正しく、「まんかん」と読むのは間違いです。
また万感(ばんかん)のように「万(ばん)」が用いられている言葉には、
「万象(ばんしょう)・万歳(ばんざい)・万策(ばんさく)・万事(ばんじ)」などがあります。
万感(ばんかん)のように「感(かん)」が用いられている言葉には、
「感動(かんどう)・同感(どうかん)・予感(よかん)・好感(こうかん)」などがあります。
次の章で万感の意味と類義語について解説していきます。
2.万感の意味と類義語について
では万感の意味と類義語について見ていきましょう。
まず万感は「心に浮かぶさまざまな感情のこと」の意味として用いられています。
万感を用いた例文としては、「万感胸に迫る」や、
「万感の思いを込める」のような使い方で用いられています。
また万感の類義語としては、「所感(しょかん)・感慨(かんがい)・複雑(ふくざつ)・思慮(しりょ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても万感と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「万感の読み方と意味、”まんかん”と”ばんかん”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 万感の正しい読み方は「ばんかん」で、「まんかん」は間違い。
- 万感は「心に浮かぶさまざまな感情のこと」の意味。
- 万感の類義語には、「所感・感慨・複雑・思慮」などがある。