結論から言ってしまうと、工面の正しい読み方は「くめん」になります。
工面の”工”は「こう」「く」と読むことができますが、工面は「くめん」と読むのが正しく、「こうめん」と読むのは間違いです。
また工面(くめん)のように「工(く)」が用いられている言葉には、
「工夫(くふう)・細工(さいく)・石工(いしく)・大工(だいく)」などがあります。
工面(くめん)のように「面(めん)」が用いられている言葉には、
「内面(ないめん)・方面(ほうめん)・水面(すいめん)・面倒(めんどう)」などがあります。
次の章で工面の意味について解説していきます。
工面は「必要な金銭や品物を工夫して集めること/金回り。懐具合(ふところぐあい)のこと」の意味として用いられています。
工面を用いた例文としては、「パソコン代を工面する」や、
「最近彼は工面が良さそうだ」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「必要な金銭や品物を工夫して集めること」の意味で、
後者の例文は「金回り。懐具合のこと」の意味で使用しています。
また工面の類義語としては、「都合(つごう)・調達(ちょうたつ)・調整(ちょうせい)・遣り繰り(やりくり)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても工面と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「工面の読み方と意味、”くめん”と”こうめん”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど