さて日常的に使われるもので「汎用」という言葉があります。
この汎用に使用されている漢字(特に”汎”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは汎用の読み方と意味、「ぼんよう」と「はんよう」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.汎用の正しい読み方は「ぼんよう」「はんよう」?
では汎用の正しい読み方は、「ぼんよう」「はんよう」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、汎用の正しい読み方は「はんよう」になります。
汎用の”汎”は「はん」と読むことはできますが、「ぼん」と読むことはできないので、汎用を「ぼんよう」と読むのは間違いです。
「ぼん」と読むのは”凡”という漢字で、汎用は「凡庸(ぼんよう)」という言葉と混同しやすいため注意が必要です。
また汎用(はんよう)のように「汎(はん)」が用いられている言葉には、
「汎愛(はんあい)・汎米(はんべい)・汎論(はんろん)・汎称(はんしょう)」などがあります。
次の章で汎用の意味と類義語について解説していきます。
2.汎用の意味と類義語について
では汎用の意味と類義語について見ていきましょう。
まず汎用は「広く多くの使い道があること。また、そのようなモノのこと」の意味として用いられています。
汎用を用いた例文としては、「この機械はとても汎用性が高い」や、
「汎用コンピューターを使用する」のような使い方で用いられています。
この汎用は上の例文のように、「汎用性(はんようせい)」や「汎用的(はんようてき)」という言葉としてよく日常的に使用されます。
汎用性であれば”広く多くの用途に使える性質のこと”を表し、
汎用的であれば”広く多くの用途に使える様子のこと”を表しています。
例えば”汎用性が高い”は広く多くの用途に利用できて便利で、
反対に”汎用性が低い”だと用途が少なくなります。
また汎用の類義語としては、「多用途(たようと)・万能(ばんのう)・多機能(たきのう)・普遍(ふへん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても汎用と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「汎用の読み方と意味、”ぼんよう”と”はんよう”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 汎用の正しい読み方は「はんよう」で、「ぼんよう」は間違い。
- 汎用は「広く多くの使い道があること。また、そのようなモノのこと」の意味。
- 汎用の類義語には、「多用途・万能・多機能・普遍」などがある。