さて日常的に使われるもので「黄土」という言葉があります。
この黄土に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
黄土がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは黄土の読み方と意味、「おうど」と「こうど」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.黄土の正しい読み方は「おうど」「こうど」?
では黄土の正しい読み方は、「おうど」「こうど」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、黄土の正しい読み方は「おうど」「こうど」の両方になります。
黄土の”黄”は「き」「おう」「こう」と読むことができます。
一般的には黄土は「おうど」と読むことが多いです。
ただ黄土は「おうど」「こうど」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。
(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)
また黄土(おうど)のように「黄(おう)」が用いられている言葉には、
「黄疸(おうだん)・黄金(おうごん)・黄体(おうたい)・黄燐(おうりん)」などがあります。
黄土(こうど)のように「黄(こう)」が用いられている言葉には、
「黄河(こうが)・黄道(こうどう)・黄門(こうもん)・黄砂(こうさ)」などがあります。
次の章で黄土の意味について解説していきます。
2.黄土の意味について
では黄土の意味について見ていきましょう。
まず黄土(おうど)は「細かい粒子からなる、黄褐色の風化土壌のこと/珪酸(けいさん)アルミニウムに酸化鉄を含んだもの」の意味として用いられています。
前者は中国北部に広く分布するものが一般的で、
後者は天然の黄色顔料で、塗料・セメント・絵具などに用いられます。
黄土を「おうど」と読むと上記のような意味になりますが、「こうど」と読むと「細かい粒子からなる、黄褐色の風化土壌/死後の世界。黄泉(よみ)」の意味となります。
このように黄土は「おうど」「こうど」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。
以上が「黄土の読み方と意味、”おうど”と”こうど”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 黄土の正しい読み方は「おうど」「こうど」の両方。
- 黄土(おうど)は「細かい粒子からなる、黄褐色の風化土壌のこと/珪酸アルミニウムに酸化鉄を含んだもの」の意味。
- 黄土(こうど)は「細かい粒子からなる、黄褐色の風化土壌のこと/死後の世界。黄泉のこと」の意味。