結論から言ってしまうと、銜えるの正しい読み方は「くわえる」になります。
銜えるの”銜”は「くわ(える)」「かん」「がん」と読むことはできますが、
「つい(える)」と読むことはできないので、銜えるを「ついえる」と読むのは間違いです。
(「ついえる」というのは、”潰える・費える”などと書き表されます)
ただ「くわえる」は”銜える”の他に、”咥える”と書き表されることも多いので注意が必要です。
次の章で銜えるの意味について解説していきます。
銜えるは「唇(くちびる)や歯で軽く挟んで支えること」の意味として用いられています。
銜えるを用いた例文としては、「たばこを銜える」や、
「指を銜えてこちらを見つめている」のような使い方で用いられています。
”指を銜える”というのは慣用句で、「欲しいと思いながらも、手を出せずにいるさま」の意味で使われます。
また銜えるの類義語としては、「啄む(ついばむ)・齧る(かじる)・頬張る(ほおばる)・咀嚼(そしゃく)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても銜えると意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「銜えるの読み方と意味、”くわえる”と”ついえる”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど