結論から言ってしまうと、大略の正しい読み方は「たいりゃく」になります。
大略の”大”は「おお(きい)」「だい」「たい」と読むことができますが、
大略は「たいりゃく」と読むのが正しく、「だいりゃく」と読むのは間違いです。
また大略(たいりゃく)のように「大(たい)」が用いられている言葉には、
「大器(たいき)・大気(たいき)・大局(たいきょく)・大義(たいぎ)」などがあります。
大略(たいりゃく)のように「略(りゃく)」が用いられている言葉には、
「才略(さいりゃく)・省略(しょうりゃく)・知略(ちりゃく)・侵略(しんりゃく)」などがあります。
次の章で大略の意味と類義語について解説していきます。
大略は「物事のおおよその内容のこと/数量や程度の大雑把(おおざっぱ)なところ。大体」の意味として用いられています。
大略を用いた例文としては、「先ほどの講義の大略を述べる」や、
「今月の利益は大略3億円になる」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「物事のおおよその内容のこと」の意味で、
後者の例文は「数量や程度の大雑把なところ。大体」の意味で使用しています。
また大略の類義語としては、「概要(がいよう)・要約(ようやく)・大概(たいがい)・漠然(ばくぜん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても大略と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「大略の読み方と意味、”たいりゃく”と”だいりゃく”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
<読み間違えやすい漢字の一覧>
<難読漢字の一覧(偏)>