このページでは大略の読み方と意味、「たいりゃく」と「だいりゃく」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.大略の正しい読み方は「たいりゃく」「だいりゃく」?

 

結論から言ってしまうと、大略の正しい読み方は「たいりゃく」になります

 

大略の”大”は「おお(きい)」「だい」「たい」と読むことができますが、
大略は「たいりゃく」と読むのが正しく、「だいりゃく」と読むのは間違いです

 

 

 

また大略(たいりゃく)のように「大(たい)」が用いられている言葉には、
「大器(たいき)・大気(たいき)・大局(たいきょく)・大義(たいぎ)」などがあります。

 

大略(たいりゃく)のように「略(りゃく)」が用いられている言葉には、
「才略(さいりゃく)・省略(しょうりゃく)・知略(ちりゃく)・侵略(しんりゃく)」などがあります。

 

 

次の章で大略の意味と類義語について解説していきます。

 

2.大略の意味と類義語について

 

大略は「物事のおおよその内容のこと/数量や程度の大雑把(おおざっぱ)なところ。大体」の意味として用いられています。

 

 

大略を用いた例文としては、「先ほどの講義の大略を述べる」や、
「今月の利益は大略3億円になる」のような使い方で用いられています。

 

前者の例文は「物事のおおよその内容のこと」の意味で、
後者の例文は「数量や程度の大雑把なところ。大体」の意味で使用しています。

 

 

 

また大略の類義語としては、「概要(がいよう)・要約(ようやく)・大概(たいがい)・漠然(ばくぜん)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても大略と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「大略の読み方と意味、”たいりゃく”と”だいりゃく”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 大略の正しい読み方は「たいりゃく」で、「だいりゃく」は間違い。
  • 大略は「物事のおおよその内容のこと/数量や程度の大雑把なところ。大体」の意味。
  • 大略の類義語には、「概要・要約・大概・漠然」などがある。

 

 

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