さて日常的に使われることはあまりないですが、「大部」という言葉があります。
この大部に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
大部がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは大部の読み方と意味、「たいぶ」と「だいぶ」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.大部の正しい読み方は「たいぶ」「だいぶ」?
では大部の正しい読み方は、「たいぶ」「だいぶ」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、大部の正しい読み方は「たいぶ」「だいぶ」の両方になります。
大部の”大”は「おお(きい)」「だい」「たい」と読むことができます。
ただ一般的には大部は「たいぶ」と読むことがほとんどです。
大部を「だいぶ」と読むと、”大分(だいぶ)”と間違えられる可能性があるため注意が必要です。
また大部(たいぶ)のように「大(たい)」が用いられている言葉には、
「大器(たいき)・大気(たいき)・大局(たいきょく)・大義(たいぎ)」などがあります。
大部(だいぶ)のように「大(だい)」が用いられている言葉には、
「大事(だいじ)・盛大(せいだい)・巨大(きょだい)・絶大(ぜつだい)」などがあります。
次の章で大部の意味と類義語について解説していきます。
2.大部の意味と類義語について
では大部の意味と類義語について見ていきましょう。
まず大部は「書物などのページ数や冊数の多いこと/大部分。ほとんど全部」の意味として用いられています。
大部を用いた例文としては、「大部の新作を入手した」や、
「探したが大部は記録から消されていた」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「書物などのページ数や冊数の多いこと」の意味で、
後者の例文は「大部分。ほとんど全部」の意味で使用しています。
また大部の類義語としては、「大体(だいたい)・大概(たいがい)・大方(おおかた)・大半(たいはん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても大部と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「大部の読み方と意味、”たいぶ”と”だいぶ”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 大部の正しい読み方は「たいぶ」「だいぶ」の両方。
- 大部は「書物などのページ数や冊数の多いこと/大部分。ほとんど全部」の意味。
- 大部の類義語には、「大体・大概・大方・大半」などがある。