結論から言ってしまうと、大部の正しい読み方は「たいぶ」「だいぶ」の両方になります。
大部の”大”は「おお(きい)」「だい」「たい」と読むことができます。
ただ一般的には大部は「たいぶ」と読むことがほとんどです。
大部を「だいぶ」と読むと、”大分(だいぶ)”と間違えられる可能性があるため注意が必要です。
また大部(たいぶ)のように「大(たい)」が用いられている言葉には、
「大器(たいき)・大気(たいき)・大局(たいきょく)・大義(たいぎ)」などがあります。
大部(だいぶ)のように「大(だい)」が用いられている言葉には、
「大事(だいじ)・盛大(せいだい)・巨大(きょだい)・絶大(ぜつだい)」などがあります。
次の章で大部の意味について解説していきます。
大部は「書物などのページ数や冊数の多いこと/大部分。ほとんど全部」の意味として用いられています。
大部を用いた例文としては、「大部の新作を入手した」や、
「探したが大部は記録から消されていた」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「書物などのページ数や冊数の多いこと」の意味で、
後者の例文は「大部分。ほとんど全部」の意味で使用しています。
また大部の類義語としては、「大体(だいたい)・大概(たいがい)・大方(おおかた)・大半(たいはん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても大部と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「大部の読み方と意味、”たいぶ”と”だいぶ”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど