結論から言ってしまうと、礼賛の正しい読み方は「らいさん」になります。
礼賛の”礼”は「れい」「らい」と読むことができますが、礼賛は「らいさん」と読むのが正しく、「れいさん」と読むのは間違いです。
また「礼賛(らいさん)」は、「礼讃(らいさん)」と書かれることもありますが、これらはどちらも同じものです。
いま現在ではあまり使われていない”讃”は当用漢字と言われるもので、
簡単に言えば”賛”の前に使用されていた漢字のことです。
当用漢字というのは、”常用漢字の前に政府から告示された漢字のこと”で、
常用漢字表が告示されたことにより、当用漢字表は正式に廃止されています。
なので”礼讃”は間違いではないですが、”礼賛”と書き表す方が一般的だと言えます。
次の章で礼賛の意味について解説していきます。
礼賛は「ありがたく思って褒(ほ)め称(たた)えること/仏を礼拝(らいはい)して、その功徳(くどく)を称えること」の意味として用いられています。
ここでの功徳というのは、”現世・来世に幸福をもたらすもとになる善行のこと”の意味で用いられています。
(他にも功徳には、”神仏の恵み”というような意味もあります)
礼賛を用いた例文としては、「彼らの功績を礼賛する」や、
「仏の前で礼賛する」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「ありがたく思って褒め称えること」の意味で、
後者の例文は「仏を礼拝して、その功徳を称えること」の意味で使用しています。
以上が「礼賛の読み方と意味、”れいさん”と”らいさん”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど