結論から言ってしまうと、端折るの正しい読み方は「はしょる」「はしおる」の両方になります。
端折るの”端”は「はし」「は」「たん」、”折”は「お(る)」「せつ」と読むことができます。
ただ一般的には端折るは「はしょる」と読むことがほとんどです。
端折るの”折”という字は単体で「しょ(る)」と読むことはできませんが、
日本語における音変化によって「はしおる」から「はしょる」という読み方に変化しました。
音変化というのは簡単に言うと、”発音しにくい音を発音しやすい音に変化させたもの”です。
この音変化により、端折るは通常では読むことができない「はしょる」という読み方になったんですね。
次の章で端折るの意味について解説していきます。
端折るは「着物の裾(すそ)をつまみ上げて帯などにはさむこと/省略して短くすること」の意味として用いられています。
端折るを用いた例文としては、「説明を端折る」や、
「作業工程を端折る」のような使い方で用いられています。
一般的に端折るは後者の意味で使われることがほとんどで、
どちらの例文も「省略して短くすること」の意味で使用しています。
また端折るの類義語としては、「簡略(かんりゃく)・略記(りゃっき)・割愛(かつあい)・合理化(ごうりか)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても端折ると意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「端折るの読み方と意味、”はしょる”と”はしおる”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど