結論から言ってしまうと、大層の正しい読み方は「たいそう」になります。
大層の”大”は「おお(きい)」「だい」「たい」と読むことができますが、
大層は「たいそう」と読むのが正しく、「だいそう」と読むのは間違いです。
また大層(たいそう)のように「大(たい)」が用いられている言葉には、
「大器(たいき)・大気(たいき)・大局(たいきょく)・大義(たいぎ)」などがあります。
大層(たいそう)のように「層(そう)」が用いられている言葉には、
「階層(かいそう)・表層(ひょうそう)・深層(しんそう)・断層(だんそう)」などがあります。
次の章で大層の意味と類義語について解説していきます。
大層は「物事の程度が甚(はなは)だしいさま。非常に/大げさなさま/大規模なさま。立派であるさま」の意味として用いられています。
甚だしいというのは、”普通の度合いをはるかに超えていること”を意味します。
大層を用いた例文としては、「大層なことを言うな」や、
「大層な会場を用意したものだ」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「大げさなさま」の意味で、後者の例文は「大規模なさま。立派であるさま」の意味で使用しています。
また大層の類義語としては、「異常(いじょう)・絶大(ぜつだい)・至極(しごく)・至大(しだい)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても大層と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「大層の読み方と意味、”たいそう”と”だいそう”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
<読み間違えやすい漢字の一覧>
<難読漢字の一覧(偏)>