このページでは大衆の読み方と意味、「たいしゅう」と「だいしゅう」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.大衆の正しい読み方は「たいしゅう」「だいしゅう」?

 

結論から言ってしまうと、大衆の正しい読み方は「たいしゅう」「だいしゅ」になります

 

大衆の”大”は「おお(きい)」「だい」「たい」、”衆”は「しゅう」「しゅ」と読むことができますが、大衆を「だいしゅう」と読むのは間違いです。

 

 

 

一般的には大衆は「たいしゅう」と読むことがほとんどです。

 

ただ大衆は「たいしゅう」「だいしゅ」のどちらで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。

 

(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)

 

 

 

また大衆(たいしゅう)のように「大(たい)」が用いられている言葉には、
「大器(たいき)・大気(たいき)・大局(たいきょく)・大義(たいぎ)」などがあります。

 

大衆(たいしゅう)のように「衆(しゅう)」が用いられている言葉には、
「民衆(みんしゅう)・公衆(こうしゅう)・観衆(かんしゅう)・衆議(しゅうぎ)」などがあります。

 

 

次の章で大衆の意味について解説していきます。

 

2.大衆の意味について

 

大衆(たいしゅう)は「多くの人々のこと/勤労者など、社会の大多数を占める一般の人々のこと」の意味として用いられています。

 

 

大衆を「たいしゅう」と読むと上記のような意味になりますが、
「だいしゅ」と読むと「多くの僧の集まりのこと」の意味となります

 

このように大衆は「たいしゅう」「だいしゅ」のどちらで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。

 

 

 

大衆を用いた例文としては、「大衆(たいしゅう)向けのお店」や、
「大衆(たいしゅう)の支持を得る」のような使い方で用いられています。

 

一般的には大衆(たいしゅう)は後者の意味で使われることが多く、
どちらの例文も「勤労者など、社会の大多数を占める一般の人々のこと」の意味で使用しています。

 

 

 

また大衆(たいしゅう)の類義語としては、「庶民(しょみん)・民衆(みんしゅう)・衆生(しゅじょう)・市民(しみん)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても大衆と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「大衆の読み方と意味、”たいしゅう”と”だいしゅう”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 大衆の正しい読み方は「たいしゅう」「だいしゅ」の両方で、「だいしゅう」は間違い。
  • 大衆(たいしゅう)は「多くの人々のこと/勤労者など、社会の大多数を占める一般の人々のこと」の意味。
  • 大衆(だいしゅ)は「多くの僧の集まりのこと」の意味。
  • 大衆(たいしゅう)の類義語には、「庶民・民衆・衆生・市民」などがある。

 

 

関連ページ

<難読漢字の一覧>

 

(写真あり)藜、櫛、羆など

【一文字】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など

【野菜・果物・茸】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など

【魚・貝・海藻】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)海驢、犀、猫鼬など

【動物】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など

【鳥】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)薊、金木犀、百合など

【花・植物】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など

【虫】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など

【食べ物・飲み物】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など

【道具・身近なモノ】難読漢字の一覧!

<読み間違えやすい漢字の一覧>

 

哀悼、重複、出生、集荷など

読み間違えやすい漢字一覧!

 

依存、過不足、続柄など

慣用読み(百姓読み)の一覧!

 

<難読漢字の一覧(偏)>

 

(写真あり)鯆、鰍、鰉など

【魚偏】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)蝗、蠍、蝮など

【虫偏】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)梲、栂、樅など

【木偏】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)鎹、鍬、釦など

【金偏】難読漢字の一覧!

 

<覚えておきたい知識>

 

鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など

【知識】一般常識の一覧!

 

(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど

【一般的】物の名前の一覧!