結論から言ってしまうと、大衆の正しい読み方は「たいしゅう」「だいしゅ」になります。
大衆の”大”は「おお(きい)」「だい」「たい」、”衆”は「しゅう」「しゅ」と読むことができますが、大衆を「だいしゅう」と読むのは間違いです。
一般的には大衆は「たいしゅう」と読むことがほとんどです。
ただ大衆は「たいしゅう」「だいしゅ」のどちらで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。
(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)
また大衆(たいしゅう)のように「大(たい)」が用いられている言葉には、
「大器(たいき)・大気(たいき)・大局(たいきょく)・大義(たいぎ)」などがあります。
大衆(たいしゅう)のように「衆(しゅう)」が用いられている言葉には、
「民衆(みんしゅう)・公衆(こうしゅう)・観衆(かんしゅう)・衆議(しゅうぎ)」などがあります。
次の章で大衆の意味について解説していきます。
大衆(たいしゅう)は「多くの人々のこと/勤労者など、社会の大多数を占める一般の人々のこと」の意味として用いられています。
大衆を「たいしゅう」と読むと上記のような意味になりますが、
「だいしゅ」と読むと「多くの僧の集まりのこと」の意味となります。
このように大衆は「たいしゅう」「だいしゅ」のどちらで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。
大衆を用いた例文としては、「大衆(たいしゅう)向けのお店」や、
「大衆(たいしゅう)の支持を得る」のような使い方で用いられています。
一般的には大衆(たいしゅう)は後者の意味で使われることが多く、
どちらの例文も「勤労者など、社会の大多数を占める一般の人々のこと」の意味で使用しています。
また大衆(たいしゅう)の類義語としては、「庶民(しょみん)・民衆(みんしゅう)・衆生(しゅじょう)・市民(しみん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても大衆と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「大衆の読み方と意味、”たいしゅう”と”だいしゅう”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど