さて日常的に使われるもので「燻る」という言葉があります。
この燻るに使用されている漢字は普段はあまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは燻るの読み方と意味、「いぶる」と「くすぶる」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.燻るの正しい読み方は「いぶる」「くすぶる」?
では燻るの正しい読み方は、「いぶる」「くすぶる」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、燻るの正しい読み方は「いぶる」「くすぶる」「くゆる」になります。
燻るの”燻”は「いぶ(す)」「くすぶ(る)」「くゆ(らす)」「くん」と読むことができます。
一般的には「くすぶる」と読むことが多いです。
ただ燻るは「いぶる」「くすぶる」「くゆる」のどれで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。
次の章で燻るの意味について解説していきます。
2.燻るの意味について
では燻るの意味について見ていきましょう。
まず燻る(くすぶる)の意味は下記のとおりです。
- 火が勢いよく燃えずに煙ばかりが出ること
- 煙の煤(すす)で黒くなること
- 活動せずに引きこもって過ごすこと
- 地位や生活がいっこうに良くならないでいること
- 完全に解決されないまま問題が内部に残っていること
燻るを「くすぶる」と読むと上記のような意味になりますが、
「いぶる」「くゆる」と読むとそれぞれ下記のような意味となります。
燻るを「いぶる」と読むと「火が勢いよく燃えずに煙ばかりが出ること」、「くゆる」と読むと「煙が緩(ゆる)やかに立つこと」の意味となります。
このように燻るは「くすぶる」「いぶる」「くゆる」のどれで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。
燻るを用いた例文としては、「毎日家で燻(くすぶ)っている」や、
「長い間平社員のまま燻(くすぶ)る」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「活動せずに引きこもって過ごすこと」の意味で、
後者の例文は「地位や生活がいっこうに良くならないでいること」の意味で使用しています。
以上が「燻るの読み方と意味、”いぶる”と”くすぶる”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 燻るの正しい読み方は「いぶる」「くすぶる」「くゆる」のすべて。
- 燻る(いぶる)は「火が勢いよく燃えずに煙ばかりが出ること」の意味。
- 燻る(くゆる)は「煙が緩やかに立つこと」の意味。
<燻る(くすぶる)の意味>
- 火が勢いよく燃えずに煙ばかりが出ること
- 煙の煤(すす)で黒くなること
- 活動せずに引きこもって過ごすこと
- 地位や生活がいっこうに良くならないでいること
- 完全に解決されないまま問題が内部に残っていること