さて日常的に使われるもので「諄い」という言葉があります。
この諄いに使用されている漢字は普段はあまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは諄いの読み方と意味、「くどい」と「しつこい」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.諄いの正しい読み方は「くどい」「しつこい」?
では諄いの正しい読み方は、「くどい」「しつこい」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、諄いの正しい読み方は「くどい」になります。
諄いの”諄”は「くど(い)」「じゅん」と読むことはできますが、「しつこ(い)」と読むことはできないので、諄いを「しつこい」と読むのは間違いです。
「しつこい」というのは、”執拗い”と書き表されるため注意が必要です。
次の章で諄いの意味と類義語について解説していきます。
2.諄いの意味と類義語について
では諄いの意味と類義語について見ていきましょう。
まず諄いは「同じことをしつこく繰り返すこと。長々しくうるさいこと/味・色などが度を越して濃いこと」の意味として用いられています。
諄いを用いた例文としては、「彼の話は諄い」や、
「この店のラーメンは諄い味がする」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「同じことをしつこく繰り返すこと。長々しくうるさいこと」の意味で、後者の例文は「味・色などが度を越して濃いこと」の意味で使用しています。
また諄いの類義語としては、「粘着(ねんちゃく)・執拗(しつよう)・執着(しゅうちゃく)・冗長(じょうちょう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても諄いと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「諄いの読み方と意味、”くどい”と”しつこい”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 諄いの正しい読み方は「くどい」で、「しつこい」は間違い。
- 諄いは「同じことをしつこく繰り返すこと。長々しくうるさいこと/味・色などが度を越して濃いこと」の意味。
- 諄いの類義語には、「粘着・執拗・執着・冗長」などがある。