足掻くの読み方と意味、「あがく」と「あしかく」正しいのは?

 

さて日常的に使われるもので「足掻く」という言葉があります。

 

この足掻くに使用されている漢字(特に”掻”)は普段はあまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。

 

そこでこのページでは足掻くの読み方と意味、「あがく」と「あしかく」どちらが正しいのかを解説します。

 

どうぞご覧ください。

 

 

 

1.足掻くの正しい読み方は「あがく」「あしかく」?

 

では足掻くの正しい読み方は、「あがく」「あしかく」どちらなのかを見ていきましょう。

 

結論から言ってしまうと、足掻くの正しい読み方は「あがく」になります

 

足掻くの”足”は「あし」「そく」、”掻”は「か(く)」「そう」と読むことができますが、足掻くを「あしかく」と読むのは間違いです。

 

 

 

足掻くの”掻”は連濁により「が(く)」と読むことはできますが、”足”は「あ」と読むことはできず、足掻くを「あがく」と読んでいるのは、当て字によるものです。

 

(連濁とは、2つの語が結びついて1つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語の語頭が清音から濁音に変化する現象のこと)

 

 

「あがく」という言葉の意味に、”足・掻”という漢字が持っている意味が合っていたため、”足掻く”に「あがく」という読み方が当てられました。

 

 

次の章で足掻くの意味と類義語について解説していきます。

 

2.足掻くの意味と類義語について

 

では足掻くの意味と類義語について見ていきましょう。

 

まず足掻くは「手足を動かしてもがくこと。じたばたすること/活路を見いだそうとして必死に努力すること/馬などが足で地面を蹴ること」の意味として用いられています。

 

足掻くを用いた例文としては、「縄を外そうと足掻く」や、
「いまさら足掻いても手遅れだ」のような使い方で用いられています。

 

前者の例文は「手足を動かしてもがくこと」の意味で、
後者の例文は「活路を見いだそうとして必死に努力すること」の意味で使用しています。

 

 

 

また足掻くの類義語としては、「藻掻く(もがく)・悶える(もだえる)・呻く(うめく)・悶々(もんもん)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても足掻くと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「足掻くの読み方と意味、”あがく”と”あしかく”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ