さて日常的に使われるもので「首魁」という言葉があります。
この首魁に使用されている漢字(特に”魁”)は普段はあまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは首魁の読み方と意味、「しゅき」と「しゅかい」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.首魁の正しい読み方は「しゅき」「しゅかい」?
では首魁の正しい読み方は、「しゅき」「しゅかい」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、首魁の正しい読み方は「しゅかい」になります。
首魁の”魁”は「さきがけ」「かい」と読むことはできますが、
「き」と読むことはできないので、首魁を「しゅき」と読むのは間違いです。
また首魁(しゅかい)のように「首(しゅ)」が用いられている言葉には、
「元首(げんしゅ)・首位(しゅい)・首席(しゅせき)・首相(しゅしょう)」などがあります。
首魁(しゅかい)のように「魁(かい)」が用いられている言葉には、
「巨魁(きょかい)・魁傑(かいけつ)・魁梧(かいご)・魁偉(かいい)」などがあります。
次の章で首魁の意味と類義語について解説していきます。
2.首魁の意味と類義語について
では首魁の意味と類義語について見ていきましょう。
まず首魁は「悪事・謀反(むほん)などの首謀者のこと/他のものより先になること。また、そのもののこと」の意味として用いられています。
首魁を用いた例文としては、「彼がこの騒動の首魁だ」や、
「あの事件の首魁として有名になった人」のような使い方で用いられています。
一般的に首魁は前者の意味で使われることがほとんどで、
どちらの例文も「悪事・謀反などの首謀者のこと」の意味で使用しています。
また首魁の類義語としては、「元凶(げんきょう)・頭目(とうもく)・黒幕(くろまく)・巨魁(きょかい)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても首魁と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「首魁の読み方と意味、”しゅき”と”しゅかい”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 首魁の正しい読み方は「しゅかい」で、「しゅき」は間違い。
- 首魁は「悪事・謀反などの首謀者のこと/他のものより先になること。また、そのもののこと」の意味。
- 首魁の類義語には、「元凶・頭目・黒幕・巨魁」などがある。